
近年、当社において盗聴発見調査の依頼が増加傾向にあります。盗聴器と言ってもコンセントモジュールに仕掛けるような簡易的な物からプロ仕様のリモコン式の物まで種類は様々です。最近では電気街やネットでの通信販売で手軽に手に入ることから盗聴器の販売台数は年間数十万個とも言われています。
・誰にも話していないことを知っている人物がいる
・不審な音がする
・無言電話が多い、電話中にノイズが入る
・空き巣に入られたことがある
・最近引っ越しをした、引っ越した際に鍵を交換していない
・近くに不審な車両がよく停車している
・誰かに見られている気がする
・あまり親しくない人間を部屋に入れた
・不審な音がする
・無言電話が多い、電話中にノイズが入る
・空き巣に入られたことがある
・最近引っ越しをした、引っ越した際に鍵を交換していない
・近くに不審な車両がよく停車している
・誰かに見られている気がする
・あまり親しくない人間を部屋に入れた


■ワイヤレス( 無線式) 盗聴器
もっとも一般的な盗聴器で固有の電波を発信する物。バッテリー式の物から、家庭用電源が利用できるアダプター付きの物、カードサイズの薄型の物もある。家具の裏などに設置したり、家電の内部に隠す等して使用する。 
■偽装型盗聴器
様々な日用品に偽装させた盗聴器。種類としては電源タップ型、パソコン周辺機器に偽装されたもの、目覚まし時計型、ボールペン型、計算機型等がある。コンセントに接続する型式の場合、電源の供給がされるため、取り外されるまで永久に盗聴電波を発し続ける。

■電話回線盗聴器
電話回線に盗聴器を仕掛け、通話を盗聴する。回線をクリップで挟み込むだけ設置することができる。電話回線分配器の内部に仕掛けられることも多く、電源は回線から得られるので、電池などが不要。また、モジュラージャックに偽装されたものもある。電話中にノイズが発生する場合は要確認。 
■デジタル転送型盗聴器
最近はこのような形式の物が増加傾向にある。デジタル電波を転送する物。もし広帯域受信機でのスキャンによって不審な電波が発見できても、技術レベルの低い業者は単なるノイズなのか本物の盗聴波なのか区別することが困難。携帯電話を応用した物、デジタル式トランスミッターを使った物、無線LANタイプの物もある。携帯電話を応用した物の場合、自動着信に設定して通常の通話と同様に機能する為、発見が困難である。

■コンクリートマイク
振動を拾うことによって音声を得る盗聴器。集音部は写真のように壁に直接あてて使用するものと針状の集音部を差し込んで使用するものがある。建物内に侵入する必要はなく、外壁から直接音声を拾うことが多い。
@「会話の内容が筒抜け」家で会話している内容を近所の人が話しているのを耳にした。外に聞こえる程大きな声で話してはおらず心配なため調査を依頼。
事例 No.14 案件 盗聴器発見調査 依頼者 名古屋市在住女性(40歳) 対象物件 自宅(一戸建て) 調査期間 1日(1時間半) 調査料金 55,000円 機材の準備を整えるやいなや一つの電波をキャッチする。調査員は間違いなくリビングに仕掛けられているものと判断。依頼者様の表情が強ばる。リビングに3ヶ所あるコンセントのうちの1ヶ所からコンセントの形をした偽装型の簡易的な盗聴器を発見した。他の部屋も調査したが発見されたのは1 台のみであった。
犯人は大体検討がついており、追加の調査は必要ないとのこと。今後の対策をアドバイスさせて頂き、調査を終了する。怪しいとは思っていたが調査を依頼して良かった。これで安心して生活できるとのお言葉を頂き安堵の表情を浮かべられた。
A「ライバル会社に情報漏洩している可能性がある」1年程前、ライバル社にあたる関係の会社に勤務していた人物を雇い入れた。近頃その会社が不穏な動きを見せている。また、その社員がライバル社の人間と会っているのを他の社員が目撃している。大事な内容の会議は課長以上の役職で行っている為、その社員が内容を知るはずもなく、盗聴器の可能性を疑い調査に至る。
事例 No.15 案件 盗聴器発見調査 依頼者 豊田市内 企業 対象物件 会社 調査期間 盗聴発見1日、
指紋鑑定2週間調査料金 250,000円 依頼者である専務立会いの下、休日で社員がいない土曜日に調査を行う。まずは社長室と二つある会議室から調査を行う。社長室では機械は何の反応も示さず盗聴器及び盗撮器はないと判断する。同様に1階の会議室も反応はなし。2階に上がりもう一つの会議室を調査する。その会議室にて機械が反応し、電波をキャッチする。周波数からも間違いなく盗聴器のものであると判断。コンセントのモジュラー部分に盗聴器が仕掛けられていた。その他、可能性のある箇所全てにおいて調査するが盗聴器及び盗撮器を発見することはなかった。盗聴器は発見できたものの、これでは人物を特定することができない。そこで我々は指紋鑑定をお勧めする。疑わしい社員の指紋を採取し、盗聴器に付着していた指紋と照合すると一致する指紋が出てきた。
報告は指紋鑑定の結果が出た2週間後に行われた。この証拠を基に本人の処分を検討するとの事。重大な情報が洩れてしまったことは残念だが、早期に発見できたことにより大事には至らず安心している。感謝しているとのお言葉を頂く。
B「空き巣に入られた」専業主婦で家をあける時間が少ないにもかかわらず2ヶ月の間に2回も空き巣に入られている。犯人は鍵の隠してある場所や防犯カメラが設置してあることを知っていたようで、鍵を開け、カメラに映らないようにして犯行に及んでいる。留守の時間や防犯カメラのこと等、全て知られているようで気持ち悪いとの事で調査を依頼。
事例 No.16 案件 盗聴器発見調査+行動調査 依頼者 名古屋市在住女性(35 歳) 対象物件 自宅 調査期間 延べ10日間 調査料金 80,000円 家に入り調査を行うとリビングから盗聴電波を受信。盗聴器が発見された。依頼者様に報告し、話を伺うと一人の怪しい人物が浮上する。定期的に自宅の清掃を依頼している清掃員の男性である。盗聴器は回収せずに、故障したように見せかけてその清掃員に清掃を依頼。部屋にはその部分がはっきりと撮影できるように隠しカメラをセットする。恐らくは盗聴器の異常に気付いており、確認すると予測して撮影を試みる。
予想通り設置場所を入念に確認し、さらには盗聴器を交換する映像を撮影することに成功。この映像を証拠に清掃員と話をすると犯行を認めた。清掃員は自分が把握している情報や盗聴した情報を、金銭を得る目的でいわゆる窃盗団に流していた。このようなことを数か月に亘って行っていたという。これが証拠となり、清掃員は電波法違反の罪で逮捕。窃盗団も数日後に逮捕されることとなる。依頼者様からは恐怖を覚えたが解決して良かった、安心したとのお言葉を頂く。