月別アーカイブ: 2016年5月

浮気したい女

夕方、16:00すぎに子供たちが学校から帰ってきました。子供たちの荷物を積んで実家へ向かいました。車の中で、子供たちに「お母さんおめかししてどこ行くの?とってもかわいいよ。」と言われました。わたしはぎくっとしました。旦那より子供たちのほうがわたしのことよく見ている。びっくりした気持ちを落ち着けて、「お母さんも会社で出張になっちゃって…。お仕事だから仕方ないよね。だから二人ともばあばの言う事ちゃんと聞くのよ。」と苦し紛れに言いました。

浮気したい女

朝旦那がウキウキ気分で朝の5時すぎに出張に出かけて行った。あきらかに出張じゃないだろう。本当に旦那はばかだ。わたしはそんな風にばればれに浮気はしない。でもそんなことどうでもいい。

子供たちの泊まりの用意を終わらせ、子供たちに「今日は遊びに行かないですぐにおうちに帰ってきてね。」と念をおして学校に送り出しました。子供たちは分かったよと言って、学校に向かいました。子供たちはこんなお母さん嫌いになるだろうな。そんな母親としての嫌悪感がでてきていました。

浮気したい女

火曜日の22:00すぎにY氏から待ち合わせ場所と時間のLINEがきた。繁華街の一角のおしゃれなイタリアンのお店らしい。時間は19:00でどうでしょうか?とのことだった。

本当にY氏はいろんなお店を知っている。今までわたしが行ったこともないような落ち着いた雰囲気のおしゃれなお店ばかり。本当に楽しみだ。今までのつまらない生活が一転して夢のような世界を見させてくれるY氏に本当に心から惹かれていった。明日やっとY氏に会える。そんなドキドキした気持ちを抱えて眠りについた。

浮気したい女

旦那は出張の準備をワクワクしながらしていた。自分で買ってきたかなんだか知らないが、カラフルな下着のパンツとかいそいそとスーツケースに入れていた。たぶん出張先でなにかあるんだろう…。でも本当に興味がない。旦那が浮気していようがいまいが。わたしにとってはただの生活費の資金源。子供たちにとったらたった一人のパパなんだろうけど。それらがあるから離婚はできないのだ。

 

浮気したい女

とうとう前日の火曜日になった。この五日間本当に長かった。Y氏とのLINEもそうそうやり取りする訳じゃないから、なんとしてもY氏に早く会いたいと言う気持ちがどんどんと大きくなっていく自分がいた。

もうこの気持ちどうすればいいのだろう。旦那と別れてY氏と一緒になりたい。そんなことまで思うようになってしまっている。もう先の見えないなにかに入り込んだような気持ちだった。こんなことを思ってしまう自分がとても怖かったのも事実だ。子供たちを見捨ててまでY氏と一緒になるなんて。

 

浮気したい女

母親からの電話での返事は…。

「えーーーー。それやといくらかもらわないとあかんね~。まあいいわよ。孫たちにも久しぶりに会いたいし。あんたはどうでもいいんだけど。」本当に一言二言多い人だ。

だから嫌いなんだ。水曜日の子供たちが学校終わってからすぐに連れて行くことを伝えた。これで準備は万端だ。

Y氏にLINEを送った。来週水曜日OKですと。するうと、Y氏から返事がきた。とっても楽しみです。お店はまたこちらで決めてご連絡しますとのこと。

水曜日まであと五日。その間は頑張れそう!

浮気したい女

一年ぶりくらいに、実家の母親に電話をした。変なの。実家に電話するだけで手が汗ばんでいる。プルルプルル…母親「なんか用か?」久しぶりの娘に言う言葉じゃない。だからわたしはこの家族から離れていったのだ。

でもY氏に会うためにはお願いしないといけないから、わたしはぐっと我慢した。

「久しぶり…。あのう、お願いがあるんだけど…。来週の水曜日子供たちお願い出来ないかな。わたし、仕事で水・木と出張になってしまって…。旦那も出張なんだ。木曜日の朝に学校にも送ってもらえるとありがたいんだけど…」

浮気したい女

一週間後にY氏からLINEがきた。次の会う約束のLINEは、平日ど真ん中の水曜日の夕方どうですか?ときた。

来週の平日か~。子供たちをどうしようか。旦那はちょうどその日は水・木と泊まりの出張だったのを思い出した!隣町の実家に子供たちを預けようか。実はわたしは実家とあまりいい関係ではなかった。よっぽどのことが無い限り、実家には行かないし、実家からも連絡がまったくない状態だった。でも、こんなチャンスはないから、母親に連絡してみよう。どうにかお願いして、子供たちを預かってもらおう。学校は朝一で母親に送って行ってもらうようにもお願いしよう。

 

浮気したい女

家について、シャワーをあびてあがると、Y氏からLINEがきていた。とても楽しかったと。次も会いたいから今日は我慢したんだと。わたしの家族に気を使っている心遣いだったのね。そんなところのY氏のやさしさにわたしの気持ちはふくれていった。

あの居酒屋からの毎日、Y氏とのLINEがとても楽しみでしかたなかった。「おはよう」や「おやすみ」というたったそんなありきたりな言葉だけど、ちゃんと返信してくれるY氏のやさしさにわたしは溺れていった。わたしってとても単純な女だったんだと気付きました。

 

浮気したい女

わたしは外に出てY氏にお礼を伝えた。すると、Y氏はもうそろそろ帰らないと旦那様が心配されますよね。という。わたしは帰りたくなかった。子供たちももう寝たし、旦那も待っていないだろう。「もう一件いきます?わたしがごちそうしますので。」とY氏に伝えると、Y氏は「今日はやめておきましょう。また今度の機会にお願いします。」という返事だった。わたしはがっかりして、タクシーに乗って自宅へ帰った。もしかしたらこんなおばさん嫌だったのかな。デニムで行ってしまったから…?もっとおしゃれしていけばよかった。帰ってからも悶々としていた。